腸内細菌の重要性について学んだあとは、それらを健康に保つ方法をご紹介いたします。腸の健康を保つことこそが、若々しさを保つ秘訣。腸からはじめる全身エイジングケアです。是非、生活習慣に取り入れてみてください!
腸内微生物叢を健康に保つ方法:
腸内微生物叢を健康に保つ方法は多数あります。
ここでは腸内環境を改善する方法をいくつかご紹介しましょう。
1. 多種多様な食品の摂取
様々な食品を摂取すると、腸の健康の指標である、多様な細菌から成る微生物叢が形成されます。
特に豆類や果物には多くの食物繊維が含まれており、これらを摂取することにより、善玉菌であるビフィズス菌の増殖を促します。
2. 発酵食品の摂取
ヨーグルトやザワークラウト、漬物などの発酵食品には、腸内善玉菌のバランス維持に役立つ有益菌(主に乳酸菌)が含まれています。
3. 人工甘味料の摂取制限
アスパルテームなどの人工甘味料が腸内微生物叢に悪影響を及ぼし、食後血糖値の急上昇を引き起こす場合があることが報告されています。
4. プレバイオティクス食品の摂取
プレバイオティクスは善玉菌の増殖を促す食物繊維の一種であり、海藻類、バナナ、アスパラガス、オート麦、リンゴなどに多く含まれています。
5. 全粒穀物の摂取
全粒穀物には、腸内細菌によって消化される食物繊維と有益な炭水化物がふんだんに含まれているため、全粒穀物を摂取すると、ウェイトマネジメントにいい影響を与えたり、健康維持に役立つという研究結果が示されています。
また、正常な血糖値の維持と、全体的な健康の増進に影響するともいわれています。
6. 抗生物質の回避
抗生物質は善玉菌、悪玉菌を問わず腸内微生物叢に棲息する多くの細菌を死滅させます。
服用を続けると、体重が増えたり、抗生物質耐性が促進されたりすることがありますが、自己判断で回避するではなく、専門医師の指示に従って服用することが何よりも重要です。
結論:
腸内微生物叢は何兆もの微生物で構成されています。
腸内微生物叢は消化をコントロールし、免疫系などの健康面における様々な恩恵をもたらし、健康状態を良好に保つ上で大きな役割を果たしているのです。